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» 2014年12月15日 19時11分 UPDATE

実用性の高い自作ハードウェアが秋葉原に集結――「GUGEN2014」リポート (1/2)

ピーバンドットコムは、12月13日と14日の2日間、東京・秋葉原の富士ソフトアキバプラザで自作ハードウェアコンテスト「GUGEN2014」の展示会・授賞式を開催した。ユニークなオリジナルハードウェアの数々を紹介していこう。

[片岡義明,ITmedia]

 プリント基板のネット通販サービス「P板.com」を提供するピーバンドットコムは、自作ハードウェアコンテスト「GUGEN2014」の展示会・授賞式を開催した。12月13日と14日の2日間、東京・秋葉原の富士ソフトアキバプラザに実用性の高いオリジナルハードウェアが集結した。

ts_gugen01.jpg 「GUGEN2014」公式サイト

 GUGENは2013年に、「未来のふつう」となるデバイスやアイディアを評価し、具現化をサポートするコンテストとしてスタートした。今年からはハードウェアのアイディアを表彰し、その具現化をサポートする「ものづくりプログラム」としてリニューアルし、コンテストだけでなく、アイデアソンを開催したり、そこで選ばれた作品に対して開発援助やマーケティング支援などを行ったりと、さまざまな取り組みを行ってきた。今回の展示会・授賞式はその締めくくりとなるイベントとなる。

ts_gugen02.jpg 展示会の様子

 GUGENの大きな特長は、技術への評価だけでなく、人々や社会が抱えている課題を解決するためのものづくりを目指していること。技術力だけでなく、社会的必要性や商品性の高さなども評価のポイントとなる。

 コンテストの作品応募数は126点。今回の展示会は、来場者も作品審査に参加する「体験型コンテスト」となっており、一般来場者による投票が行われた。一般来場者は展示された作品を見て、「ほしい」と感じた作品に投票する。13日に行われた1次審査では、一般来場者による投票を6割、GUGEN委員会の審査チームによる審査を4割として集計し、その結果をもとに「大賞・優秀賞候補」として10作品を選んだ。

 さらに14日の2次審査では、1次審査通過の10作品のプレゼンを実施。これらの作品を対象に1次審査の結果を5割、2次審査結果を5割として集計して、その結果をもとに大賞や優秀賞2チーム、グッドアイデア賞1チームを決定した。

 審査の結果、大賞に輝いたのは、「おしゃぶりセンサ」(なんでもセンサ開発チーム)。吸っているかどうかを知らせたり、吸う強さを計測したりできるおしゃぶりで、赤ちゃんが寝たことを母親に知らせることができる。センサーは複数設置することが可能で、おしゃぶりのどの位置に力が加わっているのかを判別できる。吸い方のパターンを計測することもできる。

ts_gugen03.jpg おしゃぶりセンサ
ts_gugen04.jpg 吸う強さの変化をPCの画面で確認できる

 優秀賞は、「Raplus」(Hack the Body)と「コロコロプラグ」(コロジャー)の2つが受賞した。「Raplus」は、リハビリに使用されている装具に取り付けることにより、モーターの力で膝の動きをアシストする装置。既存の装具を活用して、膝の力の半分程度の補助力にすることで小型軽量化を実現した。

ts_gugen05.jpg Raplus

「コロコロプラグ」はスマートフォンに物差しの機能を付与する小型デバイス。イヤフォンジャックで駆動するフォトリフレクタモジュールとローラーのモデルで構成されていて、外付けの電池などは不要。これにより、長さを使ったコンテンツが提供可能になるほか、洋服のサイズなどを測定してスマートフォンで送信することも可能となる。

ts_gugen06.jpg コロコロプラグ

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