インタビュー
» 2015年01月09日 14時29分 UPDATE

2015 CES:ソニーの「Google Cast for audio」対応スピーカーをもっと便利にする「SongPal Link」とは? (1/2)

CESでワイヤレスオーディオ伝送の新サービス「Google Cast for audio」対応製品を展示しているソニー。その使い勝手や今後提供されるアプリ「SongPal Link」について詳しい話を聞いた。

[山本敦,ITmedia]

 ソニーは、「2015 International CES」の同社ブースに米Googleが発表したWi-Fiによるワイヤレスオーディオ伝送の新サービス「Google Cast for audio」に対応するワイヤレススピーカーやホームシアターシステムの新製品を展示している。

ts_12cessony09.jpgts_12cessony10.jpg ソニーの「Google Cast for audio」対応製品。ワンボックスタイプの「SRS-X99」(左)とAVアンプ「STR-DN1060」(右)

 「Google Cast for audio」は、日本国内でも発売されているテレビ向けのHDMIスティック型マルチメディアストリーミング端末「Chromecast」の技術を応用した、いわばオーディオ版。現在Chromecastには400前後の対応アプリが存在するが、このうち音楽再生用の「Google Play Music」「tunein」「rdio」「PANDORA」「Songza」など100前後のアプリを利用し、iOS/Android端末と対応オーディオ機器が連携してWi-Fi経由の音楽ストリーミング再生が楽しめるようになる。

 ソニーは今回のCESで、ワイヤレススピーカー「SRS-X99/X88/X77」、ホームシアターシステム「HT-ST9/NT3」、AVアンプ「STR-DN1060/DN860」など「Google Cast for audio」対応製品を多数発表した。ソニーのオーディオ製品を担当する井戸本康孝氏に「Google Cast for audio」の特徴と、搭載されたソニー製品の使い勝手についてうかがった。

ts_12sonyces05.jpg ソニーのオーディオ製品を担当する井戸本康孝氏

 まずは「Google Cast for audio」の特徴から。「Google Cast for audio」でストリーミング再生を行う場合、スマートフォンやタブレットなどアプリをインストールした端末では音楽再生時のリモコン操作を行うだけとなり、音楽ストリーミング自体はインターネットに接続したスピーカーなどのオーディオ機器にサービスプロバイダのサーバから直接が送られてくる。このため、モバイル端末のバッテリー消費が低く抑えられるのが特徴だ。また端末の電源をオフにしたり、スリープ状態になったり、あるいは電話の着信があった場合でもストリーミング再生が途切れることはない。

 既存のワイヤレススピーカー「SRS-X9」などは、同様の機能と使い勝手を、オリジナルアプリの「SongPal」と、スピーカー本体に「Music Unlimited」「radiko.jp」「tunein」などのチューナーをビルトインすることで実現していた。「SRS-X9などの場合、スピーカー本体にチューナーを後から追加して組み込むことはできません。しかし、Google Cast for audioではアプリレベルで対応したことにより、さまざまな音楽再生アプリのサービスに対応範囲を拡張できます」と井戸本氏は語る。

 では、「SongPal」の役割は終わってしまったのだろうか。井戸本氏は「ハード機器側の本体設定をスマホアプリで行えるという機能は継続して利用できます。さらに新しい機能追加も行われます」と語る。それがアップデートにより、今後提供される予定の「SongPal Link」だ。

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