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» 2015年09月05日 17時25分 UPDATE

IFA 2015:2016年春に発売決定――ソニー“Life Space UX”の「ポータブル超短焦点プロジェクター」とは? (1/3)

ソニーの「Life Space UX」は、“空間そのもの”を活用してさまざまなユーザー体験を実現するコンセプトの製品群だ。これまでにも「超短焦点4Kプロジェクター」や「LED電球スピーカー」が話題になったが、来年春に仲間が増えることになった。ソニーブースの活用事例を中心に紹介していこう。

[鈴木淳也(Junya Suzuki),ITmedia]

 ソニーは、ドイツのベルリンで開催されている家電総合展示会「IFA 2015」においてプレス説明会を開催し、Life Space UXシリーズの2つの新製品が2016年春に市場投入することを発表した。

ts_lifespaceux01.jpgts_lifespaceux02.jpg ソニー基調講演のラストに発表されたLife Space UXシリーズの新商品2製品。2016年春の正式な商品化が決まった

Life Space UXとはこんなコンセプトの製品

 Life Space UXは、“空間そのもの”を活用してさまざまなユーザー体験を実現するコンセプトの製品群で、すでに「4K超短焦点プロジェクター」と「LED電球スピーカー」の2つが日本国内でも販売されている。このLife Space UXに関する展示は2年前のIFAからソニーブースで行われており、筆者もIFAとCESで何度かレポートを続けてきた。展示における特徴としては、利用シーンを提案するさまざまなコンセプト展示が行われている点で、実際に商品化が発表されていた「4K超短焦点プロジェクター」だけでなく、今後のブラッシュアップで製品化を目指す多数のプロトタイプも展示会場には配置され、実際にそのコンセプトを体感できる専用空間になっている。

ts_lifespaceux03.jpg Life Space UX最初の製品となった「4K超短焦点プロジェクター」。壁際に設置するだけで147インチの大画面4K映像を壁面に投影できる。4Kコンテンツの再生はもちろんのこと、もともとのコンセプトである「環境映像投影機」を体現するように風景写真や海の中の高解像度動画が本体に標準で用意されており、ソファでくつろぎながらゆっくりと楽しむことができる。日本ではソニーストアなど一部の直販ルートで入手可能だ

 今回のIFA 2015は「4K超短焦点プロジェクター」の販売が始まってから初めての大きな展示会となる。ソニーによると、すでに導入事例もあるようで、主にホームシアター用途で人気を博しているようだ。お値段的には一般ユーザーはなかなか手に届きにくい水準(500万円)だが、液晶テレビと違って部屋のインテリアの1つとして壁に溶け込むことができ、かつ4Kの高品質表示が可能ということで、やがてはもう少しだけ手の届く水準にきてほしいところだ。

ts_lifespaceux04.jpg Life Space UXの第2弾にあたる「LED電球スピーカー」。LED電球そのものがBluetoothスピーカーになっており、追加配線なしでそのままリモートからスピーカーとしてすぐに利用できる

 このLife Space UXの第2弾として登場してきたのが「LED電球スピーカー」だ。LEDの電球バルブをそのままBluetoothスピーカーにしてしまうというアイデア自体は以前から存在したが、LED光源の外側にスピーカーユニットを配置したため、音もいいというメリットがある。もちろんそのままではスピーカーが光を遮ってしまうことになるが、ソニーは光学技術を駆使して広い配光を実現した。普通のLED電球として設置できるため、場所を取らず、コンセントもなしで簡単にスピーカーを利用できる。日本でも家電量販店などで入手できる。

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