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ソニーがAndroid TVを拡充、「Slim Backlight Drive」搭載の「X9300D」など4Kブラビア3シリーズを投入(1/2 ページ)

» 2016年04月07日 13時55分 公開
[ITmedia]

 ソニーは4月7日、4Kテレビの新製品として、「Slim Backlight Drive」を搭載した「X9300D」など3シリーズ6モデルを発表した。全モデルがAndroid TVを採用。同時に音声検索の機能強化や対応アプリの追加など、プラットフォームを大幅に拡充している。すべて5月21日に発売する。

「Slim Backlight Drive」を搭載した「X9300D」の壁掛けイメージ

 Android TVのOSバージョンは変わらないが、「Androidプラットフォーム採用により、さまざまなベンダーが対応アプリのリリースを検討している」(同社)という。4月7日時点では、インターネットテレビ局の「Abema TV」などの動画アプリに加え、ヘルスケア、知育、ゲーム、ショッピングなど幅広いジャンルのアプリ37種をそろえた。「乗換案内」や「クックパッド」といったお馴染みのアプリもある。

ホーム画面のアプリ欄

 また音声検索機能を強化。キーワードを音声入力すれば、YouTubeやHulu、dTVなど各種動画配信サービスを横断した検索が行えるようになった(ただし、Netflixは未対応)。

マイクボタンが付いた新リモコン。Google PlayボタンやNETFLIXボタンも備えている
音声検索では、YouTubeやHulu、dTVなど各種動画配信サービスを横断した検索が可能

 ソニーでは、Android TVのスマート機能と画質という“2本立て”で新製品を訴求する構え。画質面では、全モデルでHDR信号に対応したほか、ピーク輝度を向上させる「X-tended Dynamic Range」(X9359D)および「X-tended Dynamic Range PRO」(X9300D)をサポート。「ひかりTV」の4K HDRタイトルを視聴できるほか、Netflixの4K HDRコンテンツへの対応も予定している。

画質と音質を磨いた「X9350D」

「X9350D」シリーズ

 「X9350D」は、磁性流体スピーカーを画面の両サイドに設けたモデルだ。デザイン面の変更はないが、LEDバックライトがエッジ型ながら部分駆動に対応したほか、スピーカーの振動板をカーボンファイバーに変更するなど、画質と音質を磨いた。ハイレゾ音源にも対応する。

左が従来機、右が「X9350D」の磁性流体スピーカー。従来のグラスファイバーからカーボンファイバーに変更し、より解像度が高く、キレのいい音に変わった。ツイーターに変更はない

 5月21日に発売する予定で、価格はオープン。店頭では65V型が54万円前後、55V型が39万円前後になる見込みだ。

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