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» 2016年06月20日 06時00分 UPDATE

禁断の連載スタート:“とある事故”がきっかけ 腐女子・女オタクさんの目覚めを聞く (1/3)

女性オタクを集めた座談会を開催。第1回目は、腐女子さんと女オタクさんに「オタクの目覚め」を聞きました。

[ちぷたそ,ITmedia]

 こんにちは。ライターのちぷたそです。以前、私は「『腐女子』と『女オタク』の違いは? 複雑すぎる“女性オタク”の生態を図説してみた」という記事を書かせていただき、そのときは叱咤激励(しったげきれい)をたくさんいただきました。

 記事にも書いたのですが、改めて「腐女子=女オタクだと思っている」人が多いことに驚きました。というのも、インターネットユーザーなら「女オタク」と「腐女子」はなんとなく区別がついているのかと思っていたのですが、反応を見ていると「女性のオタク=全員腐女子」だと思っている人が想像以上に多い。これは全く想定していなかった反応でした。

 今回は図解記事では説明しきれなかった「女性オタク観」をさらに深めるべく、普段関東でOLをしている20〜30代の「腐女子」「女オタク」「声オタ」「夢女子」のみなさんに集まってもらい、「女性オタク座談会」を開催しました。

座談会画面 昔、こんな感じのサイトあったよね……(ちぷたそ作)

参加者の紹介

 今回集まってくださったのは、こんな4人です。

4人の女性オタク 参加者の4人。このポーズは、アニメ「名探偵コナン」のオープニングでパラパラを踊っていたときのコナンのポーズをマネしたもの(2000年)。こういうノリの良さも女性オタクの特徴です

腐女子さん  いわゆる男同士の恋愛(BL)に萌える女性オタク。今のメインジャンルは「刀剣乱舞」と「KING OF PRISM」(キンプリ)。BLの中では王道を好み、Pixivで検索したときにヒット数が多いカップリングにハマる傾向がある。地雷もほとんどなく、自称「供給には困っていない幸せな腐女子」。ただ、今はマイナーカプにハマってしまい、自給自足しようとイラストレーターの友人と同人誌を作ろうとしている。


女オタクさん  オタクだが、今までBLには萌えたことがない。まわりには腐女子がすごく多いが、「私はなぜか腐女子にはならなかった」と語っている。SFを中心に硬派な作品を好み、今までの傾向として「カウボーイビバップ」や「つり球」など無意識におしゃれ感漂う作品にハマってきた。今は「宇宙戦艦ティラミス」にハマり中でアニメ化を待っている。BLの話をされたり、Pixivで腐女子要素のある絵を見たりするのは平気で、自分にはない発想も尊重して聞くタイプ。


声オタさん  声オタは声優オタクのことで、作品と同時に“中の人”である声優さんを強く好む女性オタク。メインジャンルはずっと「黒子のバスケ」で最近はスマホゲームの「アイドリッシュセブン」にもハマっている。実は声オタ歴より腐女子歴の方が長い。声オタ歴はここ数年ぐらいからだが、日本全国へ積極的に遠征するなどアクティブに活動中。好きな声のタイプは「悪役が似合う声」。具体的に言うと福山潤さん。


夢女子さん  夢とは、キャラクターとの恋愛を妄想した小説のこと。キャラクターと恋愛したいと思う女性オタクが「夢女子」である。社会人になってオタ卒しかけているものの、「テニスの王子様」(テニプリ)がずっと大好きで、今でも推しのキャラクターの誕生日は毎年祝う(生誕祭)。全盛期はテニミュ(テニプリの舞台)にも通い、「テニプリに投資してきた人生だった」と振り返る。


 以上の4人に、「東方Project」がきっかけでオタクになり、大学生の頃はキャラクターへの愛をひたすら応援動画にコメントしてその期間内の数の多さで愛を競うという不毛なイベントにハマっていたライターちぷたそと、現在は女児アニメ「プリパラ」にハマっている編集の村上さんが進行役として参加しました(参考記事:「プリパラ」はリカちゃんへのカウンター 大ヒット女児ゲームの突き抜け方)。女性オタクの多様性やばすぎる。

 女性オタクって自分たちのことを「キャラが濃い」とは決して言わないんですけど、その辺の「うちらマジキャラ濃すぎ」って言ってる女子大生よりももしかして濃いかもしれないなんて思いました。

 座談会のテーマは、「オタクになったきっかけ」「各クラスタに目覚めた理由」「各クラスタはこんな人たち」「楽しすぎるオタクライフ」「クラスタ別、作品の見方」など多岐にわたったので、連載形式でその内容をお届けしていきます。

 今回は、腐女子さんと女オタクさんに「オタクと各クラスタへの目覚め」を聞きました。

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