「Pokemon GO Plus」(ポケモンGO Plus)は、スマートフォンの画面を見なくてもポケモンがプレイできてしまう手のひらサイズのウェアラブルデバイスだ。運良く初日にゲットできたので、手持ちの「iPhone 6」と組み合わせて使い勝手をチェックしていこう。
ポケモンGO Plusを一言で説明すると、Bluetooth LEでアプリ「ポケモンGO」と連携し、ポケストップでの道具集めとポケモンの捕獲を“半自動化”するアイテムだ。スマートフォンの画面を見続ける必要がなくなり、安全にゲームを楽しめる。また、9月中旬に実施されたアプリ側のアップデートにより、ポケモンGO Plusとワイヤレス接続している間は「アプリがスリープ状態でも歩いた距離が反映される」ようになった。個人的には最も大きなメリットだと思う。
その前に、まずは基本的な使い方を紹介しよう。
接続(ペアリング)は簡単。アプリ画面の左上にあるアイコンをタップして、「ポケモンGO Plusを探しています」と表示されているときにポケモンGO Plusのボタンを押すだけ。パスコードの入力などを求められないのは、ウェアラブル機器を想定して規格化されたBluetooth LEならではの手軽さだ。
ただし、接続する端末を厳密にチェックしているわけではないので、例えば近くで同じ作業をしている人がいると別のポケモンGO Plusと接続してしまう可能性はある。家族や友達と一緒に使うときは注意しよう。もしほかの人のポケモンGO Plusと接続してしまった場合は、画面内のアイコンをタップして接続を解除した後、離れた場所で改めて作業すればいい。
画面内でプレーヤーアバターの周りにある白い円(以下、仮にエリアと呼ぶ)内にポケスポットが入ると、振動とブルーのランプで教えてくれる。ユーザーは、ボタンを1回押すだけでアイテムをゲット。例えばモンスターボールが3つ出てきたら、ポケモンGO Plusは3回短く振動して教えてくれる。なお、バッグが一杯で道具がとれない場合は、長めの振動と白い点灯となるので見逃さないようにしたい。
結果はスマホの画面に通知されるほか、「ぼうけんノート」を開くとアイテムの種類や数まで確認できる。これはポケモンを捕まえるときでも同じだ。ただし、前述の「バッグが一杯でアイテムがとれなかった」場合、通知は出るものの「ぼうけんノート」には残らないようだ。
ポケモンGO Plusを使うメリットは、画面を見続ける必要がないことに加え、プレイ中の手間が省けることだろう。通常、ポケストップでアイテムをとるときは、「ポケストップをタップ」「開いたらスワイプして回す」「画面を閉じる」という3つのステップが必要になるが、ポケモンGO Plusならボタンを1回押すだけで済む。
一方のデメリットは、複数のポケストップがある場所では、次のポケストップを認識するまでに少し時間がかかるため、移動していたりすると回し損ねるリスクがあることか。
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