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ルンバとブラーバ、従業員の高齢化が進む老舗銭湯で清掃員になる

» 2016年10月12日 20時43分 公開
[ITmedia]

 セールス・オンデマンドは、東京都大田区にある伝統的な銭湯で、米iRobotのロボット掃除機が床掃除の専属従業員に就任したと発表した。

番台の前を掃除する「ルンバ 980」

 昭和30年創業の「大田黒湯温泉 第二日の出湯」は、今も薪を使ってお湯(天然温泉)を沸かしている伝統的な銭湯だ。現在は3代目となる田村純一さん(66)を中心に平均年齢72歳の家族で経営しているが、薪割りから清掃、番台業務と日々の作業が多く、体力的にも難しくなったと悩んでいた。

富士山の壁画が見守る中、「ブラーバ ジェット240」5台が一斉に洗い場の床を掃除

 そこでセールス・オンデマンドでは、10月10日の「銭湯の日」に合わせて第二日の出湯を支援。まず洗浄力をアップした新型「ブラーバ ジェット240」5台を使って洗い場を特別に掃除した。さらに10月からは「ルンバ 980」および「ブラーバ 380j」を無償貸与。床掃除専属従業員としてロビーや男女更衣室を掃除しているという。

「ブラーバ 380j」

 田村さんは、「伝統的なスタイルの銭湯は、従業員の高齢化が進んで少なくなりつつありますが、便利なロボットの手を借りながら、がんばって守っていきたいと思っています」と話している。

 大田黒湯温泉 第二日の出湯は、蒲田近辺に沸く黒湯温泉のお湯を使用している天然温泉。お肌の角質を溶かしお肌をつるつるにする効果があり、美人の湯、美肌の湯と呼ばれている。

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