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キヤノン本気のミラーレス機「EOS M5」にびっくり(3/5 ページ)

» 2016年12月28日 06時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]
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 では広角端と望遠端の撮り比べである。

29mm相当の広角端でいつもガスタンクを。空の青さも自然でくっきりしてる(29mm相当 1/4000秒 F5.6 ISO200)
240mm相当の望遠端で。ここまで寄れる便利なレンズだ(240mm相当 1/2500秒 F6.3 ISO200)

 ついでに性能の話をもうちょっとする。シャッタースピードは最高で1/4000秒。残念ながら電子シャッターには未対応。シャッター音はけっこう大きめだ。

 ISO感度は100からISO25600。

ISO6400で。自動車の下に隠れていた猫をモニタをチルトさせて地面すれすれで。車の下なので非常に暗くISO感度が上がってしまった。悪くないが、さすがにシャドウ部のざらつきや彩度の低下が感じられる(240mm相当 1/100秒 F6.3 ISO6400)

 高感度はどこまで使えるか。ISO感度を上げながら撮影した写真から等倍で切り取った比較カットがこちらだ。

 ISO200やISO400は実に滑らかできれいで、ISO1600くらいからざらつきが目立ち始める。ISO25600まで対応しているが、さすがにそこまで上げると全体がノイジーでディテールや色が失われる。これを見る限りISO3200までに抑えたいところだ。

 今回はもう1本レンズを借りた。28mm F3.5のマクロレンズである。このレンズ、実に面白いのが、LEDを内蔵していること。

内蔵LEDをうまく使えばすごくキリッとしたマクロ撮影ができる。このレンズはユニークで面白い

 2つのLEDを左右同時、左右それぞれのパターンで点灯させることで補助光として使えるのだ。

LEDライトで撮影した腕時計。光をきっちり当てることができた。マクロ撮影のライティングの難しさを補ってくれる機能だ(45mm相当 1/5秒 F5.6 ISO200)

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