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» 2017年01月31日 06時00分 UPDATE

超望遠にスマホ連携、散策や旅行にちょうどいいコンデジ「COOLPIX A900」 (1/3)

「COOLPIX A900」は小型高倍率で旅行に最適、てな位置づけの普及型コンデジ。数社がこのクラスにラインアップしているが、他社が30倍ズームなのに対し、A900は35倍とスペックでちょっと上回ってる。スマートフォンとの連携もすごく便利。

[荻窪圭,ITmedia]
黒くて精悍(せいかん)な「COOLPIX A900」。グリップはしっかりしてるし、両吊りストラップ対応で首から提げて持ち歩くにもいい
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 普通のコンデジの存在感がめっきり落ちてきた昨今ではあるけれども、スマホもコンデジの一種と考えれば(少なくともユーザー的にはそうだ)、カメラ専用機の存在感が落ちてきたとする方がいい。

 そんな中、「カメラ専用機」が存在意義を示すにはどうするか。画質とカメラ臭さで存在意義を示そうとするのが高級コンデジ、高倍率ズームで存在意義を示そうとするのが普及型コンデジといっていいわけだが、高倍率ズームだけじゃ弱い。

 そこでニコンが2016年からすすめているのが「SnapBridge」。Bluetoothを使ったスマホへの画像自動転送機能である。最初に搭載されたのがD500といったハイエンドの一眼レフだったので目立たなかったが、これは本来エントリー向けの一眼レフやコンデジで力を発揮するものだ。

 その1つが「COOLPIX A900」である。

なんとコンパクトボディに35倍ズームレンズを内蔵

 「COOLPIX A900」は小型高倍率で旅行に最適、てな位置づけの普及型コンデジ。数社がこのクラスにラインアップしているが、他社が30倍ズームなのに対し、A900は35倍とスペックでちょっと上回ってる。

 EVFも持たないシンプルなコンパクト機ながら、24-840mm相当の35倍。840mm相当なんて超望遠の部類。

チルト式モニターを持つA900。レンズは三段沈胴でぐぐっと伸びる

 センサーサイズは1/2.3型で2000万画素。レンズはF3.4-6.9。実際、840mm相当でF6.9でファインダーももたないカメラだと、望遠を実用レベルで使えるのは明るい昼間だけになるが、迫力はかなりある。

オートで広角端(24mm相当 1/1600秒 F3.4 ISO80)
オートで望遠端(840mm相当 1/400秒 F6.9 ISO80)

 このセンサーサイズで2000万画素もあるので画質面ではこころもとないが画質よりは利便性のカメラなのでよいのである。

 ISO感度はISO80から3200。

ISO400から3200まで撮り比べて等倍表示。全体的に高感度には強くない

 オートで撮ると、なるべくISO感度を上げなくて済むような露出を選択してくる。雲が出てやや暗くなった午後、少し離れてポートレートを撮ると、840mm相当で1/15秒(ISO200)ということに。望遠でポートレートを撮りたい人は手ブレに注意、あるいは明るい昼間に限るって感じだ。

ぐぐっと離れて望遠端でポートレートを撮ってみた。望遠ならではの写りは楽しめる。顔検出は優秀。顔を見つけたら望遠端にもかかわらず1/15秒というシャッタースピードに。でもあまりぶれてないのは立派だ(840mm相当 1/15秒 F6.9 ISO200)

 いくら手ブレ補正が強力でも、840mm相当で1/15秒ってのはかなりムチャな話。だが、この超望遠で1/15秒でほとんどぶれてないってのはすごい話かも。明るい昼間なら問題なし。

中望遠で普通にポートレート。実にナチュラルでよい写り(135mm相当 1/125秒 F5 ISO80)

 望遠に強いとなるとスポーツを撮ってみたくなるもの。連写は高速連写にすると秒7コマで1秒分撮れる。そのうちの1枚がこちら。シャッタースピード優先にして1/500秒で撮影した馬術競技のヒトコマだ。

障害にフォーカスを固定して7枚連写したなかの1枚。ちょっとしたスポーツなら楽しめる(180mm相当 1/500秒 F5.6 ISO360)

 さらに電子シャッターを使った超高速連写もあるが撮影画像サイズが小さくなるのでお勧めしづらい。

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