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“加齢臭”を減らせばダニも減る!? 枕をまるごと脱臭する「レイコップRX」登場(1/2 ページ)

» 2017年02月07日 18時09分 公開
[芹澤隆徳ITmedia]

 レイコップ・ジャパンは2月7日、ふとんクリーナーの最上位モデルとなる新製品「レイコップRX」(型番:RX-100JWH)を発表した。新たに枕の除菌・脱臭に特化した「まくらモード」を搭載したほか、ユーザーからの要望が多かったというコードレス化も果たした。2月23日から全国の家電量販店、公式オンラインストアなどで販売する。価格は6万4500円(税別)。

「レイコップRX」を持つリ・ソンジン社長。レイコップRXの本体カラーはつや消しのホワイトになった

 「まくらモード」は、ふとんから水分を取り除く温風機能「ドライエアブロー」と独自の「ホメスタイオン」を組み合わせたモード。ホメスタイオンは、除菌効果の高いOHラジカルと、脱臭効果で知られるオゾンを独自に組み合わせたもの。医学用語のホメオスタシス(恒常性)にならって名付けた。

除菌効果の高いOHラジカルと、脱臭効果で知られるオゾンを独自に組み合わせた「ホメスタイオン」
同社の研究で加齢臭(ノネナール)はダニを引き寄せることが分かったという

 使い方は、枕の中央にレイコップRXを置き、「まくら」モードに設定して放置するだけ。ドライエアブローが約70度の温風を約3分間にわたって枕に送り込み、ホメスタイオンを全体に行きわたらせることで、99%の除菌と90%以上の脱臭率を実現したという。

「まくらモード」の使い方。枕の中央にレイコップRXを置き、モード設定して3分間放置するだけ

 例えばダニを引き寄せる加齢臭(ノネナール)は92.3%、汗を放置したときの臭いとして知られる酢酸は96.3%、さらに“足の臭い”の元になるイソ吉草酸も95.5%の脱臭が可能。また枕内部の水分を除去するため、雑菌が繁殖しにくい環境になる。

発表会では枕の生地5cm四方にノネナールの原液5mgを染みこませ、「まくら」モード使用前後の臭気を実際に計測してみせた。使用前の数値は「205」。生活臭でいうと駅のトイレやキッチンのシンクに近いレベルだという
「まくら」モードで3分間脱臭すると臭気計の数字は「3」まで落ちた

 通常のふとん掃除に関する機能もブラッシュアップしている。動作モードは、上記の「まくら」に加え、「自動」「パワフル」「サイレント」の4つ。このうち「自動」モードは、本体後部の圧力センサーがふとんや毛布などの違いによる通気性の差を検知し、吸引力を自動調整。例えば毛布になるとモーターの回転数が上がる。また「サイレント」は、夜中でも使えるよう駆動音を下げるモードとなっている。

動作モードはカラーの表示パネルで確認できる
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