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シャープが“4KテレビのためのBDレコーダー”を発売――UHD BD再生に4K解像度の番組表(1/2 ページ)

» 2017年02月23日 19時14分 公開
[芹澤隆徳ITmedia]
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 シャープは2月23日、同社として初めてUltra HD Blu-rayの再生機能を搭載したBlu-ray Discレコーダー「BD-UT3100」など3機種を発表した。UHD BD再生のほか、4K/60p出力対応のアップコンバート機能、4K解像度を活用した電子番組表などが特徴となる「4Kテレビのために作られたレコーダー」(同社)だ。

新しいAQUOSブルーレイ。3機種の外観は共通だ

 いずれも3チューナーを搭載するなど共通の仕様で、違いは内蔵HDD容量のみとなる。3月24日に発売予定で、価格はオープンプライス。店頭では3TBの「BD-UT3100」が12万円前後、2TBの「BD-UT2100」は10万円前後、1TBの「BD-UT1100」は9万円前後(いずれも税別)になる見込みだ。

各モデルの概要
スタビライザー付きの光学ドライブ。読み取り精度を上げるため、ドライブのLSIも変えている。パイオニアとの合弁会社で開発したもの

 ハードウェアは大きく変わった。まずUHD BD再生のためにスタビライザー採用の新ドライブを採用。「BDは最高4000rpmだが、UHD BDでは最高5000rpm。当然、駆動音が大きくなるため、スタビライザーを搭載して振動を防ぐ。またスタビライザーには密閉性を高めてドライブ内部へのホコリの混入を防ぐ意味合いもある」という。

新映像エンジン「4Kマスターエンジン BD-PRO」の概要
「パシフィック・リム」を従来の2Kテレビ&BD、最新の4Kテレビ&UHD BDで比較再生中

 映像エンジンも新しい「4Kマスターエンジン BD-PRO」となり、UHD BDの再生に加え、地デジなども常時4K/60pで出力することが可能になった。HDMI出力は1系統で、HDRについてはUHD BD必須のHDR 10のみ。ドルビービジョンには非対応となっている。

背面端子。HDMI出力は1系統
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