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» 2017年03月23日 06時00分 UPDATE

桜を楽しく撮る9つの方法 (1/3)

[荻窪圭,ITmedia]

 今年もまた桜の季節がやってきた。

 花のピークは一瞬。特に桜といえば誰もが思い浮かべるソメイヨシノは同時にぱっと咲いてぱっと散る。

 華やかではかない……だからこそ人気があるし、カメラを手に取りたくなるのである。満開の瞬間が短いからこそですな。

 そんな桜を楽しく撮るための話をしよう。

マイ桜を見つけるべし

 世の中には桜の名所がいっぱいある。何百年も前からそこにある著名な桜の古木(ちなみにソメイヨシノは江戸時代末期に人工的に作られた種なので、古木はどれも違う品種だ)もあるし、大量のソメイヨシノが植えられた花見の名所もある。そういうところに出かけるのもいいが、昭和以降、街のさまざまなところにソメイヨシノが植樹されたため、誰でも近所にソメイヨシノを見つけられるはず。

 遠くへ、あるいは人混みへいかずとも近所のマイ桜を見つけてそれを愛でるのも一興である。

近所の公園のソメイヨシノ。毎年立派な花を咲かせてくれる
近所の公園のタカトオコヒガンザクラ。花の色が濃くソメイヨシノより早く満開になるのがありがたい

桜並木は遠くから望遠で狙うべし

 桜並木を見つけたら撮りたくなるもの。でも本格的なびしっとした桜並木でもいざ写真に撮ってみると思ったより桜の密度が低くて華やかさが足りないってのはよくあること。

 肉眼では視界中が桜だったのにー。

 とならないために、桜並木はちょっと離れて望遠で撮るべし。

 望遠で撮ると遠近が圧縮されて、桜が密度濃くみえる。

 桜並木を撮るときは望遠レンズも忘れずに。

団地内の暗渠沿いに植えられたソメイヨシノ。実はそれほど高密度じゃないけど、望遠で撮るといい感じになる
高級住宅街の桜並木。こういうのは望遠で。電車が通るのを見計らって狙ってみた

ソメイヨシノはピンクならず

 桜色といえば「薄いピンク」色なんだが、おかげで桜を見るとどうしてもそういう色を期待しちゃう。だから写真に撮ると桜がきれいな色に写ってなくて残念に思ったりする。

 実は桜って品種によって色は違っててオオシマザクラは真っ白だし、エドヒガンはちょっと色がついてて、カンヒザクラになるとすごく濃ゆい色となる。

 「さくら色」という表現は平安時代の古今和歌集に出てくる古い言葉で、その頃よく見られた桜の色がベースなんだろう。

 でもソメイヨシノも真っ白というわけじゃない。花びらは超薄い桜色だが、ガクのあたりはほんのり赤いので遠目にはもうちょっと色がついてみえる。また白に近いピンクでも重なるとだんだん色が濃くみえてくるもの。

 ソメイヨシノを桜色に撮りたいときはホワイトバランスをちょっと調整し花びらがいっぱい重なってるように撮るといい。

 下の2枚はまったく同じソメイヨシノ。ホワイトバランスの設定を変えてある。

 ソメイヨシノはピンクじゃないのだけど、ピンクなのである。

オートホワイトバランスで撮影。花が白っぽい。
別のカメラなので同一条件ではないがホワイトバランスを晴天にして撮影。少しピンクがかった。
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2017年06月23日 更新