TYPE-MOONとアニプレックス、ディライトワークス、セガ・インタラクティブは12月7日、スマートフォンゲーム「Fate/Grand Order」(FGO)のアーケード版となる「Fate/Grand Order Arcade」(フェイト/グランドオーダー アーケード)のロケテスト機を初披露した。事前登録の当選者は、12月8日〜10日に行われる「FGO秋葉原祭り」中にテストプレイできる。
ゲームジャンルは「英霊召喚チームバトル」としており、ネットワークを介して3人でチームを結成し、相手チームとバトルする。各マスター(プレイヤー)は「セイバー」「アーチャー」「ランサー」クラスから最大3騎のサーヴァントを選び、勝負に挑む。対戦中はマスターからサーヴァントに指示を与えることで操作できる。
召喚できるサーヴァントは、セイバークラスが「アルトリア・ペンドラゴン」と「ジークフリート」、アーチャークラスが「エミヤ」と「アタランテ」、ランサークラスが「エリザベート・バートリー」と「レオニダス一世」。
ロケテスト機のお披露目に当たり、FGO Arcadeの新キービジュアルも公開した。
お披露目会では、ディライトワークスのFGO PROJECTクリエイティブディレクター塩川洋介さん、セガ・インタラクティブのFate/Grand Order Arcadeディレクター伊神公博さん、声優の川澄綾子さんが登壇し、FGO Arcadeについての魅力を語った。
アーケード化を発表した7月末のFGOフェス(「Fate/Grand Order Fes. 2017 〜2nd Anniversary〜」)を振り返り、「クー・フーリンキャスターの登場で歓声が上がったのを覚えている」と伊神さん。
塩川さんは、「FGOのキャラクターをそのまま3Dにするというコンセプトのアーケード化。そして、物理的なカードを実際に手にするのをなんとか実現したかった。そのためにアーケード化したと言っても過言ではない」と、製作の経緯を振り返る。
新たに公開したFGO Arcadeのキービジュアルは、武内崇さん(アルトリア/マシュ/ジャンヌ・オルタ)、森井しづきさん(イシュタル)、下越さん(ダ・ヴィンチ)、Azusaさん(ヘラクレス)、輪くすさがさん(アタランテ)、Bすけさん(エドワード・ティーチ)、pakoさん(カルナ)、本庄雷太さん(酒呑童子)らによって描かれた。
「戦いをテーマとし、躍動感がありアーケードに合ったビジュアルになった」と、塩川さんが絵のコンセプトを説明。描かれたキャラの中にエドワード・ティーチがいることなど、「意外な人選」(伊神さん)と感想を述べた。
キービジュアルはアーケード筐体のデザインにも反映されている。「FGOっぽさと、だけれどFGOではないことをどのように表現するか」(塩川さん)。筐体上部にはFGOの「レイシフト」をあしらいつつ、筐体全体をキービジュアルに合わせて白く高級感のある見た目に仕上げたという。
ゲームの操作性にもこだわった。左手で操作するスティックはキャラの移動やダッシュに用いる。攻撃と防御は右手側の1つのボタンで両立できるようにした。アーケードに不慣れなFGOユーザーでも入ってこれるよう、「川澄さんでも遊べるゲームを目指した」と塩川さんが語った。
壇上では川澄さんが実際にFGO Arcadeをプレイし、見事勝利したのを見て塩川さんがほっとした一場面もあった。
FGO秋葉原祭りの次は、2018年2月10日〜11日にJAEPO(ジャパン・アミューズメント・エキスポ)で筐体実機を展示・テストプレイできる予定だという。
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