就職や進学などで、引越しをする人が多い3月。独身の人は賃貸住宅選びで、どのような点を重視しているのだろうか?
最近1年間で賃貸住宅に引越しした人に重視した点を聞いたところ「毎月の家賃」(76.8%)がトップ、次いで「間取り」(56.5%)、「駅からの距離」(54.5%)ということが、ネットマイルの調査で分かった。
このほか「広さ」や「交通の便」、「通勤、通学の時間」などが続いたが、ほぼすべての項目において男性よりも女性の回答率が高かった。女性はさまざまな視点を持って賃貸住宅を選ぶ様子がうかがえ、中でも「日当たり」「地域周辺の環境」「治安」といった項目で、男性に比べ女性の回答率が高かった。
物件選びで重視したのは「毎月の家賃」がトップだったが、実際にはいくら支払っているのだろうか? 最も多かったのは「6万円台」と「8万円台」(いずれも15.9%)、次いで「7万円台」(15.1%)、「5万円未満」(14.8%)という結果に。男女別で見ると、「5万円未満」は男性19.4%に対し、女性9.7%、逆に「8万円台」は男性13.3%に対し、女性18.8%。家賃の高い物件に住んでいるのは、男性よりも女性の方が多いようだ。
賃貸住宅を選ぶ際、見学は何件くらいしたのだろうか? 全体では「5件以上」が最も多く25.5%、以下「3件」(21.4%)、「1件」(19.1%)、「2件」(16.8%)と続いた。半数以上の人は「3件以上」物件を見学しているようだが、「見学はしていない」という人も1割弱いた。
今、住んでいる物件について、どのくらいの人が満足しているのだろうか? 「満足」と回答した人は76.2%、一方「不満」は6.9%。男女年代別で見ると「男性の20代以下」、転居回数別では「転居が初めて」という人で、“満足している”の回答率がやや少なかった。
インターネットによる調査で、1都3県(東京、埼玉、千葉、神奈川)に在住する独身者345人(男性52.2%、女性47.8%)が回答した。調査期間は2月27日から3月2日まで。
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