ソフトバンク、ウェブ利用制限にオプション追加 TwitterとFacebookが利用可能に
ソフトバンクモバイルが9月22日、携帯電話向けのアクセス制限サービス(フィルタリングサービス)に、「ウェブ利用制限(弱)プラス」という新しいオプションコースを追加すると発表した。
ソフトバンクモバイルが9月29日から、20歳未満の子供が使うケータイに設定が義務づけられているアクセス制限サービス(フィルタリングサービス)「ウェブ利用制限サポート」に、一部の規制を緩めた「ウェブ利用制限(弱)プラス」を提供すると発表した。利用料金は無料。新規の申し込みは全国のソフトバンクショップやお客さまセンターで、設定レベルの変更や解除はソフトバンクショップで行える。
ウェブ利用制限(弱)プラスは、現在提供中の「ウェブ利用制限(弱)」よりもさらに制限を弱くしたオプションで、TwitterやFacebookなど、国際的に広く利用されている一部のコミュニケーションサイトが閲覧可能になる。ウェブ利用制限(弱)では、モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)の認定サイトや、子供の利用に向けた配慮がされているコミュニケーションサイトが閲覧できるが、それらに含まれない一部のサイトが閲覧できる設定だ。
ソフトバンクモバイルでは、小学生を想定した「Yahoo!きっず」、中学生を想定した「ウェブ利用制限」、高校生を想定した「ウェブ利用制限(弱)」といった細かなアクセス制限サービスを用意しており、保護者や利用者の意向に応じた柔軟な選択が可能になっている。
今回のウェブ利用制限(弱)プラスの導入は、認定制度がない海外のコミュニケーションサイトなどにも門戸を開くための施策。現状ではTwitterとFacebookのみだが、利用可能なサイトは今後状況に応じて増える可能性がある。極力利便性を損なわないような柔軟な設定を用意することで、アクセス制限サービスの利用を促進したい考えだ。
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