HTC EVOにデュアルコアCPUと3Dカメラを搭載――「HTC EVO 3D ISW12HT」:+WiMAX対応
「HTC EVO 3D ISW12HT」は、au初のWiMAX対応スマートフォン「HTC EVO」の後継モデル。新たにデュアルコアプロセッサと3Dカメラを搭載し、ディスプレイも高解像度化を果たした。独自UIのHTC Sensも進化し、HTC Watchで映画も楽しめる。
HTC製の「HTC EVO 3D ISW12HT」(以下、EVO 3D)は、auから2月に登場した「HTC EVO WiMAX ISW11HT」(以下、EVO)の後継モデル。その名の通り、有効500万画素CMOSカメラを背面に2基搭載しており、3Dで画像や動画を撮影できる。
プロセッサもデュアルコアになり、EVOと比較してブラウザの処理速度で約1.5倍、アプリの起動時間では約2倍のスピードアップを実現。WiMAXの高速通信と合わせて、ハイレスポンスな処理速度を堪能できる。もちろん、WiMAX/3Gどちらのネットワークでもテザリングが可能だ。
タッチパネルのサイズは4.3インチとEVOから変わっていないが、裸眼3D表示に対応し、解像度もEVOのワイドVGA表示からQHD(540×960ピクセル)表示に向上。2Dモードではより高精細な表示が行える。また130万画素のインカメラも備え、自分撮りやビデオチャットなども楽しめる。
HTC独自のホーム画面「HTC Sens」も進化し、ロック解除と同時にアプリを起動するスマートロックや、ロック中でも写真のスライドショーを表示できる機能など、使いやすさが向上した。またEVO 3Dは、HTCの動画配信サービス「HTC Watch」にも対応し、ハリウッド作品を中心とした映画や海外ドラマのダウンロードが可能になった。映像コンテンツは薄型テレビなどにもHDMI経由で出力でき、リビングでも楽しめる。
そのほか、Eメール(〜@ezweb.ne.jp)とCメール、デコレーションメール、緊急地震速報、グローバルパスポートCDMAなどのauサービスに対応する。ボディカラーはブラックのみ。
機種名 | HTC EVO 3D ISW12HT |
---|---|
OS | Android 2.3.4 |
CPU | Qualcomm Snapdragon MSM8660 1.2GHz |
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約65×126×13.5ミリ(最薄部12.3ミリ) |
重さ | 約171グラム |
連続通話時間 | 約450分 |
連続待受時間 | 約320時間 |
メインカメラ | 有効約500万画素CMOS×2 |
インカメラ | 有効約130万画素CMOS |
外部メモリ | microSDHC(最大32Gバイト) |
ディスプレイ | 約4.3インチQHD(540×960ピクセル)TFT液晶 |
ボディカラー | ブラック |
無線LAN | IEEE802.11b/g/n |
Bluetooth | 3.0+EDR |
外部インタフェース | microUSB |
主なサービス・機能 | +WiMAX、テザリング、Eメール(〜@ezweb.ne.jp)、Cメール、デコレーションメール、緊急地震速報、グローバルパスポートCDMA、GPS、HTC Sense、HTC Watch、HDMI出力、DLNA ほか |
発売日 | 10月上旬以降 |
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