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SSIDは「00000JAPAN」――携帯電話3社、熊本県などの公衆Wi-Fiスポットを無料開放:地震を受けて
NTTドコモ・KDDI・ソフトバンクは、自社が運営する熊本県内の公衆無線LAN(Wi-Fi)スポットの無料開放を開始した。Wi-Fiサービスの契約の有無を問わず、SSID「00000JAPAN」に接続することで、手持ちのスマートフォン・タブレットやPCでインターネット通信ができる。
NTTドコモ・KDDI・ソフトバンクは、4月14日に発生した熊本県内を震源とする地震に伴い、同社が運営する公衆無線LAN(Wi-Fi)サービス用のアクセスポイントの無料開放を開始した。開放するアクセスポイントのSSID(名前)は各社共通で「00000JAPAN」となる。公衆無線LANサービスの契約は不要で、誰でも手持ちのWi-Fi機器でインターネット通信を利用できる。
記事掲載時(4月15日11時)現在、各社が公表している無料開放の対象アクセスポイント(スポット)は以下の通りとなる。各社ともに対象スポットを順次拡大する予定で、KDDIとソフトバンクでは九州地方全域に広げるとしている。
- ドコモ(docomo Wi-Fi):熊本県内の一部スポット
- KDDI(au Wi-Fi SPOT):熊本県に設置しているスポット
- ソフトバンク(ソフトバンクWi-Fiスポット):熊本県内のスポット
今回の各社の取り組みは、無線LANビジネス推進連絡会が定めた「大規模災害時における公衆無線LANの無料開放に関するガイドライン」にもとづくもので、共通SSIDである「00000JAPAN」も、このガイドラインで定められたものとなる。
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