「HUAWEI P9」を欲しいと思う5つの理由/残念なところ(2/2 ページ)
Huaweiの最新スマホ「HUAWEI P9」が6月17日に発売される。数あるSIMフリースマホの中でも、このP9は特に「欲しい」と思えるデキだ。その理由を紹介したい。
残念なところ
要望を言い出せばキリがないが、あえて「残念なところ」も述べておきたい。
HUAWEI P9 Plusは発売しない
P9とは直接関係ないが、5.5型ディスプレイ、ステレオスピーカー、感圧タッチ、インカメラのAFなどP9にないスペックや機能を持つ「HUAWEI P9 Plus」の日本発売は見送られた。呉氏は「日本では片手で操作できる、画面サイズの大きくないモデルが好まれるため、P9とP9 liteを発売した」と話すが、SIMフリーでもスマホ画面の大型化は進んでいるし、選択肢を増やす意味でP9 Plusも欲しかった。
海外版よりカラーバリエーションが少ない
P9の日本での本体色はミスティックシルバーとチタニウムグレイの2色だが、海外ではセラミックホワイト、ヘイズゴールド、ローズゴールド、プレステージゴールドもラインアップしている。これら全てとは言わないが、ユーザーの裾野を広げるためにも、ピンクやゴールド系の色も日本で採用してほしかった。
4GB/64GBモデルは登場しない
海外ではメモリ4GB+ストレージ64GBというさらにハイスペックなバージョンも用意しているが、こちらは日本では発売されない。写真をサクサク撮るならメモリは大きい方がいいし、たくさん撮るならストレージも大きい方がいい。
ちなみに日本向けモデルはシングルSIMだが、その代わりにNFCはサポートしている(海外のデュアルSIMモデルはNFCには対応しない)。
ステレオスピーカーではない
カメラ機能に注力したためか、オーディオ機能はあまり注力されていないようで、スピーカーはモノラル。これで音楽機能も優れていれば言うことないのだが……。
auのSIMカードは利用できない
P9/P9 liteが対応している通信サービスは、日本ではNTTドコモとソフトバンク(Y!mobile含む)のみで、auのSIMカードは利用できない。auのBand 1とPHSの周波数帯を干渉させないために設けたガードバンドを含む技適を取得していないためだと思われるが、最近はmineoやUQ mobileなどau系MVNOのユーザーが増えているだけに、残念なところだ。
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