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» 2004年02月14日 04時37分 UPDATE

PMA 2004キヤノンの新デジカメ、触ってきました

PMA 2004のキヤノンブースでは、国内発表したばかりのデジカメ新製品がハンズオンで触ることができる。人気は新ボディのハイエンド機「PowerShot Pro1」と、10倍ズーム機「同S1 IS」だ。フォトプリンタ新製品もチェック。

[本田雅一,ITmedia]

 キヤノンは国内で「PowerShot Pro1」「PowerShot S1 IS」「IXY DIGITAL 500」/「同450」/「同30a」「PowerShot A75」/「同A310」を発表したが、ここ米ラスベガスPMA 2004では各機種の展示が行われている(IXY DIGITALは、米国名DIGITAL ELPHとしての展示)。

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 各機種のスペックは国内で発表されたものと同じだ。ブースではやはり、新ボディとなるPro1とS1 ISの人気が高い。両機種とも大量に並べられハンズオンで自由に利用できる。

 Pro1は、EFレンズの最高峰を示す“L”レンズを搭載。蛍石を用いた色収差の少ない7倍ズームレンズが売り物。キヤノン製としては初の2/3インチCCD(800万画素)を搭載する。実際に手にしてみると以外にコンパクトで手になじむ感触だ。操作系はEOSシリーズとは多少異なるが、ダイヤル操作、サブ液晶ディスプレイへのステータス表示など、レンズ交換式デジタルカメラのイメージを引き継いでおり雰囲気は満点。

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 質感もEOS Kiss Digitalなどよりははるかに高く、高級カメラらしい仕上がりだ。バリアングル液晶、2/3インチCCD、高画質・高倍率ズームを採用している割にはコンパクトで、奥行きが90ミリに抑えられている点はうれしい。約23.5万画素と高解像なEVFを搭載している点も魅力だ。

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 なお、本機はズームリングを回転させることで動作する電動ズームを採用している。レバー式に比べると、リングを回す角度で自由に画角を設定できる点が長所といえるが、やはりマニュアル動作のズーム機構に比べるとダイレクト感に劣る。また、ライバルと目されるミノルタのDiMAGE A2(PMAミノルタブースに展示中のA1後継800万画素機)にはある手ぶれ補正機能が内蔵されない点を、キヤノンLレンズの力などでどこまでカバーできるか。ハイエンドコンシューマ機ユーザーの指向性を図る上でも注目の製品と言える。

 一方、S1 ISはキヤノン久々のIS(手ぶれ補正機能)付きレンズ採用機。ライバルは松下電器のFZ-10になるだろうが、ズーム倍率(10倍対12倍)、画素数(300万画素対400万画素)の違いがあり、スペック的には本機の方がやや不利と言えるかもしれない。しかし、バリアングル液晶パネルとコンパクトさ、動画機能という点では、本機の方が優れている。

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 VGAサイズで最長60分の連続撮影ができる動画機能は、いざという時に役立つだろうし、実際に手にしてみると奥行き約66ミリのコンパクトさも実感する。ズーム速度の高速さも気持ちがいい。

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 両機種とも、昨年ヒットした他社のフォームファクタを積極的に取り入れたもので、根強い人気のコンパクト機と合わせ、あらゆる分野をカバーする強力なラインナップを形成したという印象だ。実際の使用感も、官能的とは言えないがなかなか軽快でソツがない。

フォトプリンタ新製品も

 8色インクシステム採用のA3ノビプリンタ「i9900」と、2ピコリットルのスーパーフォトノズルを搭載した「i80」も展示されていた。前者はPIXUS 990iと同じ全弾2ピコリットル、1色あたり768ノズルのヘッドを用いたもの。990iのヘッドは10列あるうち7列しか使われておらず、i9900の8色インクシステムは残り10列のうちの1列を活用したものだと思われる。

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 追加された色はグリーン。ポジフィルムに比べ、インクジェットプリンタが不得手とされる色域のうち、オレンジはすでに990iで対応していたが、今回の新製品で拡張ポイントにグリーンが追加された形だ。ドライバの熟成も進め、階調のなめらかさなどもアップしているという。

 「i80」はPIXUS 50iと同じデザインの筐体を採用。4色インクシステムに変化はないが、2ピコリットルのスーパーフォトノズルを追加することで、PIXUS 560iなどと同等の写真画質を実現している。

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