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Java標準化プロセスの「JCP 2.6」発表

» 2004年03月10日 12時02分 公開
[ITmedia]

 米Sun Microsystemsは3月9日、Java標準化プロセス「Java Community Process(JCP)2.6」の立ち上げを発表した。プロセスの透明性を高め、従来より幅広い開発者が仕様案を入手できるようにし、フィードバックも容易になったとしている。

 JCP 2.6は直ちに適用され、変更点はJava Specification Request(JSR)215にまとめられている。主な変更点は次の通り。

  • JCP会員に加え、非会員もJSRの早期評価プロセスに参加可能

  • 仕様についての情報をJavaコミュニティー全体に知らしめることができるように、新たなプロセスとツールをSpec Leadに提供

  • Spec Leadに対し、早期にレビュー期間に移行するよう促し、広く一般からの意見を募る

     SunはJCPの刷新によって、あらためてJCP会員の協力を取り付け、コミュニティーを巻き込んでJava技術の革新を図る考え。

     Javaをめぐっては、ここのところオープンソース擁護者のエリック・レイモンド氏やIBMが、公開書簡でオープンソース化を求めている。

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