ITmedia NEWS > 速報 >

H3ロケット8号機、衛星の軌道投入に失敗 みちびき5号機がロケットから分離したかは「調査中」

» 2025年12月22日 15時54分 公開
[ITmedia]

 JAXAは12月22日、準天頂衛星「みちびき5号機」をのせたH3ロケット8号機を打ち上げたが、第2段エンジンの第2回燃焼時が予定より早く停止したため、衛星を軌道に投入できなかったと発表した。

JAXAの岡田匡史理事(出典:公式動画、以下同)

 同日午後に開催した記者会見で、H3ロケットの開発責任者でJAXAの理事を務める岡田匡史氏は、第2回燃焼について「推力をみると第2回の着火はしたが、すぐに停止したとみている」と説明。その前の第1回燃焼も想定より27秒ほど短かったこと、そして燃料となる水素タンクの圧力低下を示すデータがあったことも明らかにした。

 ロケットから衛星が分離されたかどうかは調査中。岡田氏は分離した可能性も「ゼロではない」としながらも、「データがないというのが事実。情報を集めてしっかり検討していきたい」と話している。

 JAXAの山川宏理事長は、対策本部を設置して原因究明にあたると表明。「原因究明に全力で取り組み、早期の打ち上げ再開へ向けて集中していきたい」と話している。

H3ロケット8号機の打ち上げ結果(速報)。第1回燃焼も想定より27秒ほど短かった

 H3ロケット8号機は、午前10時51分に種子島宇宙センターからリフトオフ。当初は順調に見えたが、およそ25分後に第2段エンジンの燃焼が予定より早く終了したことが明らかに。本来なら打ち上げからおよそ30分後にみちびき5号機を分離する予定だった。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

あなたにおすすめの記事PR