JAXAは12月22日、準天頂衛星「みちびき5号機」をのせたH3ロケット8号機を打ち上げたが、第2段エンジンの第2回燃焼時が予定より早く停止したため、衛星を軌道に投入できなかったと発表した。
同日午後に開催した記者会見で、H3ロケットの開発責任者でJAXAの理事を務める岡田匡史氏は、第2回燃焼について「推力をみると第2回の着火はしたが、すぐに停止したとみている」と説明。その前の第1回燃焼も想定より27秒ほど短かったこと、そして燃料となる水素タンクの圧力低下を示すデータがあったことも明らかにした。
ロケットから衛星が分離されたかどうかは調査中。岡田氏は分離した可能性も「ゼロではない」としながらも、「データがないというのが事実。情報を集めてしっかり検討していきたい」と話している。
JAXAの山川宏理事長は、対策本部を設置して原因究明にあたると表明。「原因究明に全力で取り組み、早期の打ち上げ再開へ向けて集中していきたい」と話している。
H3ロケット8号機は、午前10時51分に種子島宇宙センターからリフトオフ。当初は順調に見えたが、およそ25分後に第2段エンジンの燃焼が予定より早く終了したことが明らかに。本来なら打ち上げからおよそ30分後にみちびき5号機を分離する予定だった。
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