JAXAは12月17日、準天頂衛星システム「みちびき5号機」をのせたH3ロケット8号機を打ち上げる予定だったが、カウントダウン中に緊急停止が発令され、打ち上げは延期となった。
打ち上げ17秒前で音声のカウントダウンが途切れ、画面のカウンターが0になってもロケットは動かなかった。その後、打ち上げ関係者向けのアナウンスで緊急停止が発令されたと明らかにされた。
JAXAによると「設備系にて異常が発生した」ために17日の打ち上げは中止したという。状況が分かり次第、別途公表するとしている。
みちびき5号機は、内閣府が整備中の準天頂衛星システムを構成する1機となる測位衛星。今年度内にはさらに1機を追加し、現在運用中の5機と併せて26年度から7機体制になる見通しだ。
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