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「ニンテンドー・ディーエス」の仕様が流出?

» 2004年03月11日 20時11分 公開
[ITmedia]

 任天堂が年末の発売を計画している新型携帯ゲーム機「ニンテンドー・ディーエス」(仮称)の仕様と称する日本語文書が、このほど海外のゲーム情報サイトなどに掲載された。真偽は不明だが、おそらく開発コードネームと思われる「NITRO」の「機能概要」として、液晶ディスプレイがタッチパネル対応であることなどが記されている。

 これまで公式に明らかになっている仕様は、(1)CPUはメインがARM9、サブがARM7のデュアル構成、(2)液晶ディスプレイは3インチTFT×2面が上下に搭載される、(3)ソフトは最大1Gビットの半導体メモリに格納──など。

 この資料によると、CPUはメインがARM946E-S/67MHz、サブがARM7TDMI/33MHz。文書に明記はされていないが、サブはゲームボーイアドバンス互換用に使用されるという見方もある。メインメモリは4Mバイト。

 液晶ディスプレイはタッチパネル対応。それぞれ解像度が256×192ピクセルで26万2144色表示。3Dグラフィックスエンジンの性能は最大4M頂点/秒、最大120Kポリゴン/秒、最大30Mピクセル/秒。VRAMは656Kバイトを搭載する。

 ワイヤレス通信機能として、IEEE 802.11ベースの独自プロトコルを採用するという。電源管理機能としてスリープモードを備え、無線受信によるウェイクアップも可能になっている。

 入力インタフェースはタッチパネルのほか、おなじみの十字キーとA/B/L/Rボタン。START/SELECTも同じく搭載。さらにX/Yボタンも検討中、とされている。

 ニンテンドー・ディーエスの基本的なアイデアは前社長の山内溥相談役が提案したことが分かっている。詳細は5月に米国で開かれる「Electronic Entertainment Expo」(E3)で明らかにされる予定。

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