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ミューチップで和牛血統トレーサビリティシステム

» 2004年04月19日 18時30分 公開
[ITmedia]

 伊藤忠商事は4月19日、超小型ICチップ「ミューチップ」を活用した和牛血統トレーサビリティシステムを、京都大学と岐阜県畜産研究所と共同で開発・構築すると発表した。

photo ミューチップ付きストロー

 人工授精用の凍結精液容器(ストロー)にミューチップを取り付ける。まず飛騨牛のトレーサビリティシステムを6月から開発。その後、農林水産省が義務付けている10けたの個体識別番号と連動させ、全国展開を計画している。

 まずは最上流過程での血統管理を厳密に行い、将来は子牛の誕生から販売、肥育、食肉市場への出荷までの過程をトレースできる食肉安全管理システムの構築を目指す。

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