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恒星500万個の新プラネ「メガスター」、日本科学未来館に登場

» 2004年04月21日 12時15分 公開
[ITmedia]

 日本科学未来館(東京都江東区)と、プラネタリウム「メガスター」の開発者・大平貴之氏は4月21日、約500万個と世界最多の恒星を映し出せるプラネタリウム「MEGASTAR-II cosmos」を共同開発したと発表した。7月11日から同館内の全天周映像シアター「ドームシアターガイア」で公開、常設上映する。

 410万個の恒星を投影できる従来の「メガスターII」と、新開発の惑星投影機や太陽投影機器などを組み合わせた。肉眼では見えない12等星までの恒星約500万個を投影できる。

 従来のプラネタリウムでは不可能とされていた、天の川の立体感や濃淡が再現できるという。各恒星は、欧州宇宙機関(ESA)のヒッパルコス衛星による観測データなどをもとに、最新の天文学情報に基づいて再現した。

 一般公開の第1回は、7月11日の午後4時から。上映時間は30分間。また同機は、世界最多の恒星を再現できるプラネタリウムとしてギネスブックに申請中としている。

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