ITmedia NEWS >

MS、EU裁定書への反論公開

» 2004年04月22日 11時29分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは4月21日、欧州委員会の裁定に対する自社の意見をまとめた文書を公開した。

 欧州委員会は間もなく、Microsoft独占禁止問題についての裁定書を公表する見通し。Microsoftが21日、自社のサイトに掲載した文書は、その裁定書公表に先駆けて意見を示したものだ。300ページにわたるという裁定書は、公表前から既に一部で内容がリークされている(関連記事参照)。

 Microsoftは文書の中で以下のように断じている。

 「欧州委員会は、知的財産の権利、および支配力を持つ会社が革新を遂げる力に不利な影響を与える新法を作ろうとしている。不利な影響を被るのは、ソフトウェア業界や欧州地域だけではない。今後この問題は欧州裁判所に委ねられるが、この裁定書が披露した新たな法基準は全産業に影響し、市場力学を変え、世界経済成長の基盤である研究開発の意欲を損なうものだ」

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.