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Cisco、次世代ルータ「CRS-1」発表

» 2004年05月26日 08時45分 公開
[ITmedia]

 米Cisco Systemsは5月25日、次世代のIPネットワーク対応をうたったルータ新製品「CRS-1 Carrier Routing System」を発表した。ビデオオンデマンド、オンラインゲーム、リアルタイムの双方向サービスといった高負荷のアプリケーションを、大規模かつ信頼性の高い形で配信できると説明している。

 テラビットスケールのルーティングシステム用に設計された新IOSソフト「Cisco IOS XR Software」を搭載し、最大92Tbpsに対応。Optical Carrier(OC)-768c/STM-256cパケットインタフェースを採用し、40Gbpsのアプリケーション専用統合型サーキット「Cisco Silicon Packet Processor」 (SPP)、シングルシェルフあるいはマルチシェルフのシステムに対応したXMLベースの仮想管理ツール「Cisco Craft Web Interface」(CWI)を備える。

 ルーティング技術部門上級副社長マイク・ボルピ氏は「Cisco CRS-1は、顧客のサービスプロバイダーと手を組んで、データ、音声、ビデオアプリケーション配信に使われる次世代IPネットワークをどう構築するかを再定義した結果だ」と説明。

 CRS-1は現在、世界のキャリアやISPと強力して実地試験を行っている段階で、7月に出荷予定。価格は45万ドルから。

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