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» 2004年07月12日 19時41分 UPDATE

掃除ロボ「Roomba」に、自己充電できる新モデル

iRobotの新しい掃除ロボット「Roomba Discovery」は、パワー、効率が向上しているほか、バッテリーが切れそうになると自分で充電ステーションに戻って来る。(IDG)

[IDG Japan]
IDG

 掃除機ロボット「Roomba」の最新モデルは、ドッキングステーションで自己充電し、部屋に合わせた最善の掃除パターンを検出し、粉コショウほどの大きさの汚れも見つけ出す方法を身につけた。あとはゴミ出しと窓ふきができれば十全だ。

 「掃除機のセールスマンみたいだ」とiRobotのCEO(最高経営責任者)コリン・エンジェル氏は、新製品「Roomba Discovery」の掃除テクニックをデモしながら話す。1990年、マサチューセッツ工科大学(MIT)人工知能研究所の卒業生2人とiRobotを設立したときに、同氏はハイテク掃除機の長所を宣伝しながら全国行脚することになるとは予想もしていなかっただろう。同社はほかに米軍が爆弾検出・処理に使っている「Pack Bot」など高度なロボットを手がけているが、Roombaは同社で一番ホットな製品だ。

 2003年に同社が販売したRoombaは47万台、さらには2004年1〜3月の間だけでそれを上回る販売台数を記録した。同社は第二世代のRoombaに高い期待をかけている。

 新しいRoomba Discoveryは、旧モデルよりも効率的に掃除ができるとエンジェル氏。ダストボックスは旧モデルの3倍の大きさで、バキュームエンジンも強力になっている。ゴミがクリーニングブラシの下を通る時の音によって特に汚れが集中しているところを検出、その場合は本体底面の小さなマイクが、Roombaに時間をかけて掃除するよう指示する。

 「これを床に下ろしてみれば効果が分かる」とエンジェル氏は自信たっぷりに言う。デモでは、Roomba Discoveryは数日間掃除機をかけていない、家具の多い小さな会議室の床に積もったゴミをすぐさまきれいにした。

 さらにRoomba Discoveryには、長時間の掃除の後で帰ってくるホームベースができた。旧モデルはバッテリーを使い切るまで掃除し、家の中の妙な場所でしつこくビープ音を鳴らしているところをユーザーに発見されるのが常だった。新版はバッテリーが切れそうになるとそれを検知して、充電ステーションに戻ってきて休息を取る。

 また「Max Clean」機能を使えば、バッテリーが切れるまで掃除するよう設定できる。新版Roombaのバッテリー持続時間は約120分、1回の充電で平均的なサイズの部屋をだいたい3つ掃除できるはずだとエンジェル氏。

 同氏によると、新版Roombaの新しい16ビットプロセッサは、Motorolaの半導体部門だったFreescale Semiconductorが供給しているという。初代のモデルでは8ビットプロセッサを使っていた。

 Roomba Discoveryは旧モデル同様、家具や階段、雑誌の山など家庭の一般的な障害物を避ける能力を備えている。同製品は部屋の大きさを把握し、部屋のレイアウトに基づいて最も効率的な掃除の方策を立てることができるとエンジェル氏は説明する。

 こうした改善によって、iRobotは基本的なバージョン「Roomba Red」を、旧モデルよりも30ドル安い149ドル99セントで提供できる。

 Roomba Redには自己充電用のホームベースとリモコンは付いてこない。249ドルのRoomba Discoveryにはこれら2つが標準装備として添付され、充電時間はわずか3時間。Roomba Redは充電に7時間かかる。

 Roomba新モデルは7月12日から、Amazon.comとiRobotのWebサイトで販売開始される。7〜9月期末までには、全米の幾つかの小売店でも発売される。

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