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「ユーザーに偽のサポート電話」、SAPが警告

» 2004年08月19日 07時38分 公開
[IDG Japan]
IDG

 独SAPは自社製品のユーザーに対し、同社のサポートスタッフを名乗る電話に機密情報を提供しないよう警告した。

 「過去数週間にわたり、問題を修正するためとして、アクセスコードなどの機密データを要求する電話が当社ユーザー数社にかけられていた」とSAPの広報担当者であるマルクス・ベルナール氏。「当社には、電話を通して顧客に機密データを要求しないという規則がある」と同氏。

 SAPは先月発行した顧客向け雑誌の中で、偽の電話に対する注意を呼びかけたと同氏は説明する。しかし、この問題に関する広範囲な警告は発していない。

 ベルナール氏によれば、SAPは偽のサービス電話を行っている犯人についてはほとんど把握していないが、ユーザーに対しては、電話を通して機密情報を、どのような状況においても、漏らすことがないよう訴えている。この電話がドイツ国内のみで発生しているのか、警察が既に動いているかに関しては、返答が得られていない。

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