Intel、デュアルコアモバイルプロセッサ「Yonah」の計画披露
米Intelは9月8日、サンフランシスコで開催のIntel Developer Forum (IDF)でデュアルコアモバイルプロセッサとプラットフォーム技術に関する計画を披露した。しかし主力のデスクトップ用プロセッサPentium 4の今後のデュアルコア計画については詳しい説明はなかった。
同社初のノートPC向けデュアルコア製品は、コードネーム「Yonah」と名付けられている。これはPentium Mの65ナノメートル版で、「Napa」のコードネームで総称される一連の付帯的な新技術とともに登場する。
YonahとNapaは、2005年1~3月期に登場予定のSonomaプラットフォームの後継となる。SonomaではDDR2メモリのサポート、Alvisoチップセットでの統合型グラフィックス強化が盛り込まれる。
Intelモバイルプラットフォーム部門副社長兼ジェネラルマネジャー、アナンド・チャンドラシーカ氏によれば、Napaではバッテリー持続時間やセキュリティといった、モバイルコンピューティングに影響を与える問題の多くに対応する。Napaの投入時期を明言するのは避けたが、Intelは12カ月ごとに新しいチップセット技術を打ち出す傾向にあり、Napaは2006年の登場ということになる。
Yonahには電力管理技術が組み込まれ、アプリケーションの負荷が軽い場合はプロセッサコアのうち一つをオフにするとチャンドラシーカ氏は説明。また、仮想化技術のVTとセキュリティ技術のLTも搭載されるという。
Napaでは、「Golan」と呼ばれる同社のワイヤレスチップのアップデート版も登場すると同氏。
チャンドラシーカ氏の前にはIntel副社長兼ジェネラルマネジャーのビル・シウ氏が基調講演を行った。同氏はルイス・バーンズ氏とともに、デスクトッププラットフォーム部門の責任者を務める人物。シウ氏はスリーウェイのビデオカンファレンスアプリケーションのデモを実施。このアプリは従業員がオフィスを離れた場所から共通のプロジェクトに協力して取り組むのを支援する。
このデモの最後にシウ氏は何気なく、このデモで使ったPCの1台はデュアルコアのデスクトッププロセッサで稼動していると口にした。講演後の質疑応答で同氏はこのプロセッサについて「エンジニアリングプロトタイプ」だと説明、アーキテクチャや機能、リリース予定、コードネームさえも公表を避けている。デュアルコアのモバイルプロセッサYonahについての情報が公表されたのとは対照的だった。
デスクトップ、ノートPC、サーバ用プロセッサで2005年中にデュアルコアを投入する計画は、今回のIDFの主要テーマの一つだった。しかし同社はNetburstアーキテクチャを基盤としたXeonおよびPentium 4プロセッサの計画についてはほとんど口を閉ざしたままだ。情報筋によれば、Intelはいずれ電力消費の多いNetburstアーキテクチャを離れるもようだが、デスクトップ用とサーバ用の最初のデュアルコアプロセッサではこのアーキテクチャを維持する計画だ。
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