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バンダイ、北米事業の不振で営業益3割減

» 2004年11月10日 19時22分 公開
[ITmedia]

 バンダイが11月10日発表した4−9月中間期連結決算は、営業利益が前年同期比29.6%減の98億2900万円となった。映像ソフトの返品増加などで北米事業が不振だったのが響いた。

 欧州、アジアは増収増益となったものの、国内は増収減益、北米は売上高で約4割減、営業利益は26億7500万円の赤字となった。北米ではフィギュアなどが堅調だったものの、ゲームソフトのタイトル不足や、映像ソフトの独自流通への切り替えに伴う返品増などが重なり、全体の足を引っ張った。

 売上高は1212億7700万円(前年同期比1.1%増)、純利益は38億8300万円(同42.3%減)だった。

 通期では、下期に「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」や「ウルトラマンネクサス」などの新シリーズを投入することで挽回し、売上高は前年同期6.4%増の2800億円、経常利益は同1.0%増の275億円、純利益は同横ばいの142億円の確保を目指す。

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