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孫社長「ホークス買収に障害なし」

» 2004年11月10日 20時54分 公開
[ITmedia]

 ソフトバンクの孫正義社長は、11月10日に都内で開いた中間決算発表会で、福岡ダイエーホークス買収に名乗りを上げた件に触れ、「買収に大きな障害はない」と交渉は順調に進んでいるとした。来シーズンからの参入を目指し、早期の決着を目指す。

 球団に加え、米投資会社Colony Capitalが保有するチケット販売権やグッズ販売権も買収したい考え。希望金額は「健全な範囲に収まるだろう」と話すにとどまった。

 ダイエーや地元企業による球団株式の一部保有は容認するが、株式の過半数は確保したい意向だ。

 球団名は未定としたが、「ソフトバンク、Yahoo! BB、日本テレコムと3つに分かれているブランドを、ひとつに統合することを検討中」と話し、新ブランドを球団名に採用する可能性を示唆した。

 球団の運営については「挑戦的なビジネスモデルを考えている」という。チケットやグッズのネット販売のほか、球場の複数の場所にカメラを設置し、好きなカメラの映像をストリーミングで流すといった例を挙げた。

 球団保有した場合、広告宣伝効果は年間140億円相当、優勝すれば360億円相当との試算を紹介。広告効果を含めれば球団運営は十分に採算が取れるとし、改めて意欲を示した。

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