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番号ポータビリティへの期待度は予想外に低い――携帯買い替えニーズ調査

» 2004年11月22日 16時44分 公開
[ITmedia]

 gooとjapan.internet.comは11月19日、「第9回:携帯電話の買い替えニーズ調査」の結果を発表した。

 同調査は、全国の10〜50代のインターネットユーザー1000人を対象に実施。回答ユーザーのキャリアの割合を各キャリアの実際のシェアと近づけるため、NTTドコモ55.9%、au(KDDI)21.7%、ボーダフォン18.1%、ツーカー4.3%の割合で集計している。

 携帯電話を買い替える際に、「かなり重視する」「重視する」と回答が多かったのは「ディスプレイのきれいさ・大きさ」(94.0%)、「デザインのよさ」(90.1%)、「パケット料金割引の大きさ」(77.7%)で、前回と同じ結果に。

 また、買い替え時に欲しい機能も、前回同様に「メガピクセルのカメラ機能」が首位となり、全体的な傾向で大きな変化はない。

 今後3カ月以内の機種買い替え意向は、「買い替えたい」が前回より1.9ポイント増加して38.6%、「買い替えたくない」は61.4%。また、3カ月以内に携帯電話会社を変更したい人は1.1ポイント増加して7.5%だった。変更後に利用したい携帯電話会社(複数選択可)は、auがトップで65.3%、次いでNTTドコモ(29.3%)、ボーダフォン(20.0%)という結果。

 携帯電話会社を変更したくない人に、番号ポータビリティ制度が導入された場合の会社変更意向をたずねたところ、「変更したい」が32.9%、「変更したくない」が67.1%と、これも前回同様の割合だった。

 なお、過去1カ月以内の着信メロディーの有料ダウンロード利用者は前回より2.5ポイント減少して25.8%だが、有料ダウンロードに支払った金額は、1カ月あたり平均364.8円で13.8円増加していた。

 同様に、有料ゲームダウンロードサイト利用者は若干減少して8.7%で、有料ダウンロードに支払った金額は1カ月あたり平均562.2円と86.1円増加。もっとも利用するゲームは「パズルゲーム」がトップ(31.0%)で、ほかを圧倒した。

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