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RSSで知りたい情報は「時事・ニュース」

» 2005年01月18日 20時33分 公開
[ITmedia]

 インフォプラントが運営するインターネットリサーチサイト「C-NEWS」は1月18日、RSSリーダーに関するアンケート調査の結果を発表した。調査対象は、18歳以上のインターネットユーザーで、RSSリーダーを利用している200人、および利用はしていないが認知している200人の合計400人。

 これによると、RSSリーダー非利用者のうち80%が「今後利用したい」と答えた。

 一方、現在利用中の人に、RSSリーダーに対する満足度をたずねたところ、55.1%が「やや満足」と回答し、「非常に満足している」人は7.1%にどどまった。

 RSSリーダー利用者は、「ビジネス・経済」情報を毎日入手している割合が高かった。RSS肯定グループ(RSSリーダー利用者および利用意向者の両方)は「趣味・スポーツ」情報を毎日入手している人が多かったほか、ネット利用時間が1日8時間以上というヘビーユーザーも多かった。

 RSSリーダーの利用の有無にかかわらず、RSS肯定グループがもっとも重要視している情報の種類は「時事・ニュース」で、その割合は3割半ば超。時事・ニュース情報の入手先は「掲示板・ブログ・コミュニティーサイト」の割合が46%と高く、RSSリーダーの利用意向を持たない人を約20ポイント上回った。

 RSSリーダー利用者がRSSリーダーを知るきっかけになったのは「掲示板・ブログ・コミュニティーサイト」が最多(43%)。利用動機は「便利」などの能動的な理由よりも、「サイトのすすめで」や「ポイントがもらえる」などの受動的なものが多かったという。

 RSS対応して欲しいサイトのジャンル(複数回答方式)は、1位が「時事・ニュース」(67%)、2位「趣味・スポーツ」(53%)、3位「ビジネス・経済」(40%)だった。具体的なサイト名では、「Yahoo!」がもっとも多く、「NIKKEI NET」や「asahi.com」などのニュースサイトが目立った(asahi.comは見出し情報をRSS配信している)。大量の情報を発信している趣味関連サイトが挙げられる傾向を見せた。

 自由回答形式でRSSリーダーのメリット/デメリットをたずねたところ、メリットとしては「巡回してくれる」「検索しなくてよい」「時間の節約」「更新タイミングがわかり最新の情報が入手できる」などが挙げられた。デメリットは「PCのリソースを多く消費してしまう」という指摘が多かったほか、セキュリティー面に対する指摘もあった。また「設定が面倒」や「細かい仕様」「操作性」に対する指摘も多かった。

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