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富士通、液晶事業をシャープに譲渡

» 2005年02月07日 17時52分 公開
[ITmedia]

 シャープと富士通は2月7日、富士通が液晶デバイス事業をシャープに譲渡することで基本合意したと発表した。富士通はPDPに続き液晶事業からも手を引き、ITサービス事業への集中を進める。

 液晶子会社の富士通ディスプレイテクノロジーズ(FDTC)の液晶開発・製造・販売事業と、富士通研究所が持つFDTC関連研究開発設備をシャープに譲渡する。シャープはFDTCの従業員と米子工場(鳥取県米子市)、富士通研の関連従業員、富士通が持つ液晶関連知的財産を継承する。具体的な条件は今後詰め、3月に正式契約する予定。

 FDTCはPC向けパネルを中心に製造。シャープはFDTCを中・小型液晶の開発強化に活用するほか、液晶の供給先として富士通との関係強化も図る。

 富士通は2月2日、日立製作所とのPDP合弁会社・富士通日立プラズマディスプレイ株式とPDP関連特許を日立に売却することで基本合意(関連記事参照)

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