欧州閣僚理事会は2月17日の会合で、論議を呼んでいるIT特許についての指示書案を採択するはずだったが、議事日程からこの項目が外されたようだ。
現在のEU議長国として議事日程を定めているルクセンブルクは、17日に開かれる財務相会合で、昨年5月に合意した指示書案を正式採択させる計画だった。
しかし、ルクセンブルクは政治的圧力に屈したもようで、議事日程からこの項目を外すことを決めた。
昨年5月の合意については、欧州議会が政府に対して不支持を要求、その後オランダ政府も反対派に回った。スペインの上院でも現在の合意内容の却下を採決、ドイツの下院は2月17日にこの問題を審議することになっている。政府に対して5月の合意に対する支持撤回を求める動議は、党派を超えた支持を集める見通しだ。
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