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ExcelマクロをPCグリッドで高速化

» 2005年03月04日 17時38分 公開
[ITmedia]

 大日本印刷はこのほど、ExcelマクロをPCグリッドで高速処理するソフトを開発、販売を始めた。分散処理に参加するPC台数×0.7〜0.9倍に高速化できるという。

 同社のPCグリッドソフト「AD-POWER」をベースに、Excelとの連携部分を新規開発した。同ソフトを導入したPCの中から遊休状態のPCを自動検知し、Excelマクロやデータファイルを配布して分散処理する。

 例えば30台のPCが参加すれば、1台で24時間かかっていた処理が1時間前後で終了できるという。分散処理の指令はソフトを導入したどのPCからでも行える。既存マクロの修正は不要で、ソフトを導入するだけで使用が可能だ。

 生損保や証券会社などではExcelマクロを使って各種シミュレーションを行うケースが多いが、複雑なものは処理に時間がかかっていた。みずほ証券が導入したところ、1台で16分以上かかっていた処理を、36台により39秒で終了できたという。

 1ライセンスで253台まで参加できる。価格は1ライセンス300万円(税込み)。2005年度で50ライセンスの売り上げを見込む。

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