検索企業FindWhat.comは、Overture Services(現Yahoo! Search Marketing)との間で争っている特許訴訟をめぐり5月12日、カリフォルニア州の陪審で評決に至ることができず、裁判所が誤審を宣言したと発表した。
この訴訟は、OvertureがFindWhat.comに特許を侵害されたとして提訴した。FindWhat.comは12日に出した談話で、「FindWhat.comが『361特許』の有効かつ執行可能な主張を侵害したことは一度もないとの確信は変わらない」と述べている。
361特許とは、Overtureの前身であるGoTo.comが2001年に取得した米特許番号6,269,361を指す。これをめぐってOvertureはGoogleなども提訴している(2004年7月29日の記事参照)。
Overtureの「不正な」行為が原因で、同特許が執行不可能かどうかという問題について裁判官はまだ判断を示していないとFindWhat.comは説明。この不正行為を含め、裁判の結果に影響を与えかねない問題をめぐり、6月24日に審問が予定されているという。
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