米国のリスナーが音楽を聴く手段はいまだにラジオやオーディオ機器が主流だが、ラジオが減少傾向にあるのに対し、PCの利用が目に見えて台頭してきていることが、調査会社NPD Groupが実施した調査で分かった。
NPDでは今年3月、13歳以上の5000人を対象に調査を実施、この結果をもとに米国での利用者数を推計した。音楽を聞く手段としては依然、ラジオが筆頭に挙げられているが、リスナー数は前年の2億300万人から、今年は1億9400万人となり4%減少した。これに対し、PCに保存した音楽を聞くリスナーは6320万人から7720万人へと22%上昇。オンラインラジオは4530万人から5350万人へと18%増え、オンライン音楽のフリーストリーミング利用も3370万から4610万へと37%伸びている。
また、音楽をPCにリッピングするコンシューマーは昨年に比べて102%増、MP3プレーヤーへの音楽転送は127%増、有料音楽ダウンロードの利用は93%増と、それぞれ2倍前後に激増した。
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