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ペンタックス、カメラ部門は16億円の営業損失

» 2005年05月23日 19時53分 公開
[ITmedia]

 ペンタックスが5月23日に発表した2005年3月期連結決算は減収減益。デジカメの価格下落が響いた。

 売上高は1335億5800万円(前年同期比0.7%減)、営業利益は35億8600万円(同48.3%減)、経常利益は33億9600万円(36.8%減)。厚生年金の代行返上益があったため、当期純利益は同14.2%増の35億2600万円。

 コンパクトデジカメ「Optio S5i」や、デジタル一眼レフ「*ist DS」など新製品を投入したが、販売価格が予想以上に下落。販売費も増加し、イメージングシステム部門(デジカメ、銀塩カメラ、交換レンズ、双眼鏡など)は16億1300万円の営業損失となった。

 デジカメや携帯電話用光学モジュールは、有力メーカーに採用されて売り上げに貢献した。DVD・CD互換の対物レンズも堅調だった。

 今期の連結業績見通しは、売上高1380億円(前期比3.3%増)、経常利益38億円(同11.9%増)、純利益10億円(同71.6%減)。イメージングシステム部門は抜本的な事業再編と再構築を行うとしている。

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