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HTMLとJavaの不整合を自動チェック――NRIと名大

» 2005年05月25日 16時08分 公開
[ITmedia]

 野村総合研究所(NRI)は5月25日、異言語プログラム同士の不整合を高精度で自動検出する技術を、名古屋大学と共同開発したと発表した。

 HTMLやJava、XMLといった複数のプログラミング言語を組み合わせたWebシステムで、記述の不一致や記述漏れを検出できる。同様のチェックは従来、手作業で行うか、テスト環境で実際に動かしてみる必要があり、信頼性の高いシステムを構築するには人手と時間がかかっていた。

 文部科学省のソフト開発プロジェクト「リーディングプロジェクト」の一環。名大が研究しているプログラム言語の静的解析技術「Sapid」と、NRIのWebシステム開発プラットフォーム「オブジェクトワークス」を組み合わせて開発した。同機能は、NRIが4月に発売した「オブジェクトワークスR6.5」に搭載している。

 NRIは同技術を活用し、プログラムの実行テスト用テストケースを自動生成する研究にも取り組む。

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