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MSN Hotmailのスパム対策情報提供する新サイト開設

» 2005年05月27日 08時24分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは5月26日、MSN Hotmailのスパム対策に関連した情報をインターネットサービスプロバイダー(ISP)や正規の商業メール送信業者に提供する新サイト「MSN Postmaster」を開設した。

 MSN Postmasterは世界10言語でリソースを提供。ISP向けの迷惑メール対策や、正規の商業メールを送信する業者がHotmailユーザー宛てにメールを届けるにはどうしたらいいかといった方法などを解説する。

 英語版ではHotmailに送られてくる電子メールトラフィックの特徴を報告する「Smart Network Data Services」のプレビューも公開。ISPはこれを参照して、自社のIPからHotmail宛てに送られているメールの量や、Hotmailのスパムフィルタによる遮断状況、自社からのメールがスパムに分類されている割合などを調べることができ、不正制御されているマシンを特定して対策を講じたり、ホストやネットワークのセキュリティ強化に活用できる。

 Hotmailでは1月に電子メール認証技術のSender IDを実装するなどスパム対策強化を図っている。向こう数カ月以内には、20言語のユーザーインタフェースで「安全バー」を新たに導入、Sender IDによる「警告アラート」が表示されるようにする計画。

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