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Intel、新プロセッサPentium Dと945チップセットにDRM機能組み込み

» 2005年05月27日 18時14分 公開
[IDG Japan]
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 Microsoftとエンターテインメント業界が追い求めてきた著作権保護は、Intelが最新のデュアルプロセッサ、Pentium Dと945チップセットにデジタル著作権管理(DRM)を搭載したことにより、目標に一歩近づいた。

 この技術を利用すると、同一マザーボードを使っているかどうかで著作権を確認することができる。しかし、現状のDRM技術では、著作権はOSに依存している。

 Intelはオーストラリアのプロダクトローンチイベントで、この新しいDRM技術に言及した。Intelオーストラリアの技術マネジャーであるグレアム・タッカー氏は、Microsoft対応のDRM技術がPentium Dと945の特徴の1つであることを認めた。

 「945チップセットはMicrosoftのDRMを実装しており、将来のDRMもサポートする」とタッカー氏。この新技術に対応していないメディアやファイルについては、DRM技術は適用できないと同氏は言い添えた。ただし、タッカー氏は組み込みDRMの詳細についてはコメントを控えた。

 Intelはチップのファームウェアに小型OSを内蔵し、管理者が個別のマシンを管理できるようにする、Active Management Technology(AMT)も推進している。

 AMTにはIDEリダイレクションと呼ばれる機能もある。これは、管理者がリモートから個別のドライブやOS、ソフトウェアのリロードを実行できる機能。AMT、IDEはどちらも新しいネットワークインタフェースコントローラにより実現されている。

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