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昭和電工、0.85インチプラッタの量産開始

» 2005年07月19日 20時11分 公開
[ITmedia]

 昭和電工は7月19日、垂直磁気記録方式を採用したHDD用プラッタの量産を、世界で初めて開始したと発表した。1.89インチで40Gバイトのプラッタを、携帯音楽プレーヤーなど向けに量産する。携帯電話向けの0.85インチHDD(面内記録方式)の量産も始めた。

photo 1.89インチHDDプラッタ

 垂直磁気記録方式は、HDDの記録密度を高めて大容量化する技術。1.89インチHDDの容量は、従来の面内記録方式では20Gバイトが最大だったが、2倍の40Gバイトに増やした。プラッタ供給先は明らかにしていないが、東芝が採用していると見られる。

 また、世界最小となる0.85インチHDDプラッタの量産も始めた。携帯電話などへの搭載を見込む。

photo 0.85インチHDDプラッタ

 同社は、2006年3月までにHDD月産能力を305万枚増やし、1375万枚にする計画。新工場はすべて垂直磁気記録方式に対応するという。

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