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垂直磁気記録方式HDD搭載タイプも登場――東芝「gigabeat」に新モデル

» 2005年05月16日 19時17分 公開
[ITmedia]

 東芝は5月16日、ポータブルオーディオプレーヤー「gigabeat」の新製品を発表した。10GバイトのHDDを搭載した「gigabeat F11」、20GバイトのHDDを搭載した「同 F21」、40GバイトのHDDを搭載した「同 F41」が用意され、5月20日より順次発売される。価格はオープンだが、同社直販サイト「SHOP1048」での価格はF11が3万2800円、F21が3万6800円、F41が4万4800円となっている。

photo gigabet F21(ブラック)と、垂直磁気記録方式のHDDを搭載したgigabeat F41(右)

 F41には「1.8インチHDDを搭載するポータブルプレーヤーとして初めて」(同社)という垂直磁気記録方式のHDDが採用されており、40Gバイトという大容量HDDを搭載しながらも20Gバイトモデルと同じ16ミリという薄型ボディを実現している。F11とF21は、これまで上位モデルしか搭載していなかった「フォトビューワ」と「画面スタイル設定」の両機能を備えている。

 液晶にはこれまでのFシリーズと同じく2.2インチ(240×320ドット)のTFTカラー液晶を搭載する。操作インタフェースも7つの感圧パットを埋め込んだ十字型のタッチセンサー「プラスタッチ」が使用されており、指でなぞるだけで各種の操作が可能だ。

 本体サイズはすべて共通で、63(幅)×16(高さ)×106(奥行き)ミリ・約160グラム。再生可能なフォーマットはWMA、MP3、WAVで、対応ビットレートは16kbps〜320kbps。Windows DRMにも対応しているので、各種の有料音楽配信サービスを利用することもできる。HDDへの収録時間はF11が約166時間、F21が332時間、F41が約664時間(WMA 128kbpsの場合)。電源には内蔵のリチウムイオン充電池を利用し、約16時間の連続再生が行える。

 F11にはホワイト/ライム/オレンジの3色、F21はシルバー/ブラックの2色、F41にはシャンパンシルバーのカラーリングが用意される。

photo F11のオレンジ(左)とライム(右)

 なお、5月末には既存製品(gigabeat F10/F20/F60)のユーザーを対象としたファームウェアアップデートも行われる。新しいファームウェアを適用することによって、F10/F20/F60のユーザーでもフォトビューワや画面スタイル設定の機能を利用できるようになる。

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