米Microsoftは8月29日、次世代ファイルシステム「WinFS」のテスト版を、予定よりも大幅に早くリリースした。
同社広報によれば、この新ファイルシステムの初のβはMicrosoft Developer Networkの登録者向けに提供されている。Microsoftの従来の説明では、デベロッパー向けにWinFSのテスト版をリリースするのは来年になるはずだった。
WinFSは来年末に出荷予定のWindows Vistaには組み込まれないが、2007年のアドオンリリースで提供する予定だと、WinFSのプログラム管理ディレクター、クェンティン・クラーク氏は説明する。
WinFSのβには、APIのセットと、デベロッパーにこの新ファイルシステムを使った作業に着手してもらい、新しいデータモデルに慣れてもらうためのスキーマが盛り込まれているとクラーク氏。
Microsoftは9月13日から16日の日程でロサンゼルスで開くProfessional Developers Conferenceでも、デベロッパーからWinFS β版のフィードバックを募る予定。今年はこれ以上のβは公開しない予定だが、今回の最初のβと完成版までの間には、さらに複数のテストバージョンをリリースする見通しだとクラーク氏は話している。
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