ITmedia NEWS >

Winnyで原発情報また流出

» 2005年08月30日 16時14分 公開
[ITmedia]

 三菱重工業は8月30日、協力会社技術者の個人PCがWinnyのウイルスに感染し、火力発電所と原子力発電所の検査関連情報が流出していたと発表した。

 流出したのは、発電所のタービンや水車などに関する検査フォームや、設備の部品写真、図面など計700Mバイト分。火力発電所の情報が大半だったが、原発情報も一部含まれていた。原子炉や核物質防護に関する機密情報は漏れていないとしている。

 PCのログを調べた結果、4月末から5月初めにかけて流出していたと分かった。同社は6月から、会社のPCにWinnyなど業務に不要なソフトをインストールしないことや、個人のPCを会社業務に使用しないことを定めた情報流出防止策を講じていたという。

 同社は今後、関連会社、協力会社を含め、情報流出防止を再度徹底するとしている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.