電子決済処理会社の米CyberSourceは9月23日、クレジットカード情報の大量流出を起こしたCardSystemsの資産買収に関する同意書を交わしたと発表した。
同意書は、大手クレジットカードネットワークおよび銀行に直結している決済処理プラットフォーム、約12万店のクレジットカード決済請負契約を含め、CardSystemsの事実上全資産をCyberSourceが買収する内容。それ以上の詳しい契約内容は公表していない。
CardSystemsでは今年5月にクレジットカード情報の大量流出事件が発生。これが原因で、一部のカード会社からは10月31日で関係を打ち切ると通告され、破綻の危機に瀕していた。
CyberSourceとCardSystemsでは、CardSystemsを利用している小売店やチャネルパートナーの決済処理に支障が出ないよう、カード業界と銀行に働き掛けを行っていく方針。ただし、両社の間でCardSystemsの事業売却に関する正式合意にこぎつけることができるという保証はないとしている。
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