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デジタル音楽販売3倍に急増、CDの落ち込みを相殺

» 2005年10月04日 08時27分 公開
[ITmedia]

 国際レコード産業連盟(IFPI)が10月3日発表した統計によると、2005年上半期の音楽小売り販売額は、インターネットと携帯電話の音楽需要がCDの落ち込みを相殺する形で、前年同期比1.9%減の132億ドルとなった。

 デジタル音楽の小売り販売額は前年の2億2000万ドルから7億9000万ドルへと3倍強に急増。レコード業界全体の売り上げの6%を占め、シングルの市場規模を上回った。

 ブロードバンドの普及、3G携帯と携帯音楽プレーヤーの浸透、各国の新しい音楽サービス立ち上げが後押しする格好でデジタル音楽販売が伸びたとIFPIは指摘。オンラインと携帯向けの音楽販売が世界の音楽市場に大きな影響を与えたのは今回が初めてだとしている。

 これに対してCD、音楽DVDなどの小売り販売額は6.3%減少して124億ドルとなり、販売枚数も6.6%減少した。

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