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IM攻撃の増加率が3000%を超える

» 2005年10月04日 10時38分 公開
[ITmedia]

 2005年第3四半期、インスタントメッセージング(IM)を標的とするセキュリティ攻撃が前年同期から3295%増加した。IMLogicが10月3日、報告した。

 報告されたインシデントのうち、87%はIMワームの感染、12%はウイルス配布を目的にIMのファイル転送機能を乗っ取ったケースだった。

 クライアント別では、MSN MessengerやWindows Messengerをターゲットにした攻撃は62%、AOL Instant Messenger(AIM)やICQを狙ったものは31%、Yahoo! Messengerを狙ったものは7%だった。

 IMLogicはまた、IMワームの変異ペースの加速や、ソーシャルエンジニアリングを使った攻撃の効果が高まっていることも指摘。1人のIMユーザーが感染したら、感染の拡散を抑えるのは難しいとも述べている。

 またIMLogicはこの日、IMを標的とするワーム「IM.Treba.AIM」について警告を発した。このワームは、感染したユーザーのAOL Instant Messenger(AIM)の友達リストに載っているメンバーに、URLを含むメッセージを送信する。このURLをクリックするとTrebaワームあるいはその他のマルウェアがダウンロードされる。

 IMLogicはこのワームの危険度を「中」としている。

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